関東で今年初 渡良瀬川で取水制限始まる
首都圏で渇水が懸念される中、今年初めて、11日から渡良瀬川で取水制限が始まった。
群馬県の渡良瀬川上流にある草木ダムの貯水率は58.1%(11日午後4時現在)と平年の約7割となり、国土交通省は、11日午前9時から渡良瀬川で10%の取水制限を始めた。取水制限は関東では今年初めてで、渡良瀬川から水道水を供給している群馬県太田市や桐生市などでは節水を呼びかけている。
また、首都圏の水がめ・矢木沢ダムなど、利根川上流の8つのダムの貯水率は40%(11日午後4時現在・速報値)に落ち込み、これは1992年以降、同じ時期としては過去最低となっている。国土交通省や自治体などは節水を呼びかける一方、利根川で取水制限を始めるか、14日にも決めるという。