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西武多摩湖線、全線運転再開は9月下旬に

2016年8月23日 20:42

 台風9号の影響で、流れ込んだ土砂に電車が乗り上げ、運転見合わせとなっている西武多摩湖線の不通区間について、西武鉄道は、運転再開まで約1か月かかる見通しを示した。

 台風9号の影響で22日、東京都東村山市の西武多摩湖線の線路に土砂が流れ込み、電車が脱線し、萩山駅~西武遊園地駅間で運転見合わせが続いている。

 西武鉄道は、23日から復旧のための作業を始めているが、線路と車輪の間につまった土砂の除去に1週間程度要することなどから、全線の運転再開は、1か月先の9月下旬になる見通しを示した。

 土砂を取り除いた後、車両をレールの上に戻して移動させ、周辺の送電線や信号などの復旧作業を行う予定。

 西武鉄道は、電車の運転を見合わせる期間中、臨時バスを運行するなどして対応するとしている。