×

甲冑コスプレ@渋谷 米国人記者が体験取材

2016年8月24日 22:04
甲冑コスプレ@渋谷 米国人記者が体験取材

 インターネット上で話題の出来事を日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。24日のテーマは「甲冑(かっちゅう)コスプレ」。


■キッカケは渋谷の写真スタジオ

 甲冑と言えば、戦国武将が身につける鎧(よろい)兜(かぶと)のことです。この甲冑を使ったサービスが人気なのが、東京・渋谷の「サムライアーマーフォトスタジオ」。ここでは、実際に甲冑を身につけて写真を撮ることができることから、外国人観光客の人気を集めています。

 このスタジオは今年5月にオープンしました。最初はスタジオの中で撮影していたのですが、「実際に甲冑を着て渋谷の街を歩いてみたい」という要望が多かったため、新たなサービスが始まりました。そのサービスが「渋谷街中撮影コース」です。

 甲冑を着たまま渋谷の街に繰り出し、外で写真を撮影する約2時間のコースで、値段は1人3万円、2人で4万円となっています。これが「甲冑コスプレ」としてネットで話題となっているんです。

 実は「渋谷街中撮影コース」は8月22日から始まったばかりなので、まだ実際のお客さんはいないそうです。そこで今回、日本テレビ報道局で海外向けニュースを担当しているアメリカ人のジョシュア・ブラウン記者が体験取材しました。今回は、その様子を紹介します。


■まずは甲冑の着付けから

 コースは甲冑の着付けから始まります。着付け時間は15分ほど。着付けの時、甲冑の詳しい説明や時代背景の解説を英語で行ってくれるそうです。ちなみに今回つけた甲冑はスタジオ撮影で一番人気の伊達政宗モデルで、眼帯をつけたいお客さんが多いのが理由なんだそうです。

 スタジオの中で写真撮影した後、甲冑をつけたまま渋谷の街へ繰り出します。渋谷駅前のスクランブル交差点をバックに撮影したり、ハチ公前で撮影したりと、様々な場所で写真を撮影します。甲冑は20キロほどあるそうなので、ジョシュア記者は「歩きにくく、暑かったと言っていました。


■スタジオの代表に聞きました

 なぜこのようなサービスを外国人観光客向けに始めたのでしょうか。サムライアーマーフォトスタジオの代表・岡本英行さんに聞きました。

 岡本さんによると、渋谷の街を歩いている外国人観光客の顔が「つまらなそうだな」と思ったことがあったそうです。渋谷に来る外国人観光客に喜んでもらいたいとの思いから、甲冑を使った写真スタジオを始めたそうです。


■増える本物志向の外国人観光客

 実は最近の外国人観光客は日本の文化や歴史に理解が深く、本物志向の人が増えているそうです。そのため、スタジオの甲冑も本格的なものにこだわりました。

 甲冑は映画やドラマで使われる甲冑を作っている業者に頼み、さらに外国人観光客向けに背の高いものまで特別に作ってもらったため、甲冑は1体平均100万円するそうです。現在はこれが7体あります。

 さらに、甲冑着付け担当の竹村慎平さんも京都に通うなどして半年かけて甲冑の着付けをマスターしたそうです。こうしたこだわりも「せっかく日本に来るのだから、きちんとした日本の歴史・文化に触れてほしい」という思いがあってのことなのです。

 今後は、爆買いに象徴されるような買い物ツアーばかりではなく、日本の歴史や文化にきちんと触れたい、理解したいという外国人観光客が増えていると思います。そのニーズに応えるために、今後はこのような日本の文化を体験できる外国人向けのサービスが増えてくのではないでしょうか。

 代表の岡本さんは「今のスタジオはビルの7階ですが、将来は『日本にはこんな文化があるんだ』ともっと知って欲しいので、ビルの1階にガラス張りの路面店を開くことを目標にしているそうです。