外国人がわざわざ日本でジーンズを買うワケ
外国人観光客が注目する日本製ジーンズ。ある店舗では、売り上げの約7割が外国人観光客だといいます。本場・アメリカではなく、なぜわざわざ日本でジーンズを購入するのか?その理由に迫ります。
ずらりとジーンズが並んだ店舗で商品を吟味する外国人。彼らが注目するのは、ステッチ(縫い目)の技術と高級感です。アメリカ・テネシー州から来た男性は、1万7000円と高額な“MADE IN JAPAN”のプレミアムジーンズを購入し、こう話してくれました。
「どこのブランドとは言わないけど、自分がはいてきたデニムより品質が格段に上」
生地に厚みがあり、破れにくいのが気に入ったと言います。
EDWINのジーンズは、いま、アメリカのバーニーズニューヨークなどのデパートにも置かれる高級ジーンズです。ボストンからやってきた観光客は、「ステッチの素晴らしさ、裾の処理、糸すべてが良い」と話します。見えない裏側もステッチが等間隔になっていることに、驚きを隠せません。
東京・原宿の店舗では、今では売り上げの約7割が外国人観光客です。店の入り口には盆栽を置き、ちょうちんで店内を照らし、観光客を楽しませます。店長の池田さんはこう語ります。
「職人たちがいてステッチングが良かったり、日本製の良さを海外のお客様にも伝えていきたい」
アメリカ生まれのジーンズを、日本ならではのきめ細かさで世界に売り込みます。
【the SOCIAL trendより】