小笠原諸島沖に大量の貴重な資源 映像公開
東京都の小笠原諸島沖の深海で、貴重な鉱物資源が大量に発見され、その映像が公開された。
海洋研究開発機構(=JAMSTEC)などの研究グループは、潜水調査船による調査で、小笠原諸島南鳥島周辺の排他的経済水域(=EEZ)内の深さ約5500メートルの深海で、大量のマンガンノジュールを発見したことを発表した。
マンガンノジュールは、コバルトやニッケルなどのレアメタルを含む鉱物資源で、産出国が中国など特定の国に偏っているため、入手先の確保が課題となっていた。
調査船が撮影した映像では、黒色のマンガンノジュールが海底を埋め尽くしているのがわかる。東京都の20倍もの面積で広がっていると推定され、これほどの量が日本の排他的経済水域内で発見されるのは初めて。