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なぜ「ニホニウム」? 研究グループが語る

2016年6月9日 12:21
なぜ「ニホニウム」? 研究グループが語る

 日本の研究グループが発見し初めて日本に命名権が与えられた「113番元素」の名前の案が「ニホニウム」と公表された。発見した研究グループが会見し「ニホニウム」という名前を選んだ理由を語った。

 理研・研究グループ、森田浩介九州大教授「(日本の国名を入れた)ニホニウムという命名を提案しました。新元素となると化学の基礎の周期表の一席を占めることになります。そうなるとみんなの注目が集まるので、我々の研究が国民に支えられていることを、その名前にして表したかった。日本という名前をつけたかったのが思いです」

 「113番元素」は、九州大学の森田浩介教授ら理化学研究所の研究グループが、2004年に人工的に作り出すことに成功していて、国際機関が日本時間8日夜、森田教授らが提出していた「ニホニウム」という名前の案を公表した。

 名前は、今年の年末にも正式決定する見通しで、決定すれば、世界中の教科書などに「ニホニウム」の名前が載ることになる。