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海上保安庁“領海侵入”中国公船の映像公開

2016年8月16日 4:03
海上保安庁“領海侵入”中国公船の映像公開

 沖縄県の尖閣諸島周辺の海域で今月初め、中国公船が多数の漁船を引き連れて現れ、領海侵入を繰り返した時の映像を、海上保安庁が公開した。

 今月5日から9日の間に、尖閣諸島沖の接続水域を航行する多数の中国公船や中国漁船の様子を撮影した映像では、背後に魚釣島が見える。手前の白い船体の海上保安庁の巡視船がかなり近い距離で警戒航行し、日本の領海に侵入した中国公船1隻と漁船1隻に対し、電光表示板などで退去するよう警告している場面もある。

 尖閣諸島をめぐっては、中国公船が今月5日からたびたび領海に侵入し、6日には約230隻の漁船が接続水域に現れるなど、活動を活発化させたことから、岸田外相が中国の程永華駐日大使を呼び、抗議する事態になっていた。