×

接続水域航行 外務省、中国大使に抗議

2016年6月9日 7:27
接続水域航行 外務省、中国大使に抗議

 政府は9日未明、沖縄県尖閣諸島付近の接続水域に中国海軍の艦艇が入ったと発表した。海軍の艦艇が接続水域を航行するのは初めてのこと。

 政府によると、9日午前0時50分頃、尖閣諸島久場島北東の接続水域に中国海軍の艦艇「ジャンカイ1」級フリゲート艦、1隻が入った。艦艇はすでに接続水域を出ていて、日本の領海への侵入はなかったという。

 安倍首相は「不測の事態に備え、関係省庁が緊密に連携して対処すること」など3点の指示を出した。

 また、外務省の斎木事務次官は、中国の程永華・駐日大使を外務省に呼び、抗議した。政府関係者によると、中国海軍の艦艇が接続水域を航行するのは初めてという。

 一方、アメリカの国防総省はNNNの取材に対し、「艦艇は国際水域を航行したもので、特にコメントはない」としている。