豊洲市場 主要な建物の地盤で盛り土されず
築地市場の移転先・豊洲市場について、東京都は土壌汚染対策として敷地に「盛り土」をしたと説明していたが、主な建物の地盤で行われていないことが分かった。
豊洲市場はガス工場の跡地で、以前、敷地内の土壌からは基準値を大幅に上回るベンゼンなどの有害物質が検出されたため、東京都は858億円かけて汚染された土壌2メートル分を取り除き、敷地全体に高さ4.5メートルの盛り土をして「安全性が確認された」と説明していた。しかし、実際には水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、青果棟など、食品を取り扱う主要な建物の地盤で盛り土が行われていなかったことが明らかとなった。