富山市政活費不正 新たに岡本市議も認める
政務活動費の不正取得が富山市議会自民党会派の議員に相次いで発覚している問題で、11日、新たに岡本保市議も領収書を偽造し水増し請求していたことを認めた。
政務活動費を不正に取得していたのは富山市大山地域が地盤の岡本保市議(65)。岡本市議は会見で、2013年5月26日に開いた市政報告会の茶菓子代として受け取った政務活動費20万円について、この領収書は自らパソコンを使って偽造したものだと認めた。
領収書には参加者400人分と書かれているが、実際は200人ほどで、岡本市議は報告会に向けた後援会幹部との打ち合わせや別の小規模な報告会での茶菓子代を上乗せしたと説明した。しかし後援会幹部との打ち合わせに政務活動費をあてることはできず、岡本市議は水増し請求であることを認めた。
進退については「けじめをつけたい」と述べ、後援会と相談した上で決めるとしている。
一方、同じ自民党会派の藤井清則市議(54)も白紙の領収書を使って不正を行ったことがわかっていて、水増しした疑いがある。