小池知事が就任してから初めてとなる東京都議会の定例会が今月２８日から開催されることが決まった。

　本会議の会期や提出議案などについて話し合う、都議会の議会運営委員会は、都議会の第３定例会を今月２８日から来月の１３日までの１６日間で行うことを決めた。

　小池知事は今回の定例会に待機児童対策のための約１２６億円の補正予算案と自らの報酬を半減させるための条例改正案を提出するほか、議論されるテーマは豊洲市場の移転延期や盛り土問題、東京オリンピック・パラリンピックへの準備など多岐にわたる見通し。

　開会日となる今月２８日には、小池知事が施政方針演説を行うほか、来月４日は代表質問、翌日の５日には一般質問が予定されている。

　都議会の各会派は「まずは知事の施政方針演説を聞きたい」としているが、小池知事は都知事選挙中に、都議会を「ブラックボックス」などと厳しく批判したこともあり、小池知事が初めての議会でどのような答弁をするのか注目される。