鹿児島県奄美地方で震度5弱 気象庁が会見
26日午後、鹿児島県奄美地方で震度5弱の揺れを観測する地震があった。この地震による津波はなかったが、今後1週間程度は同じ規模の地震に注意が必要。
気象庁によると、26日午後2時20分頃、沖縄本島付近を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは5.6、震源の深さは44キロで、この地震による津波はなかった。
この地震で震度5弱を観測したのは、鹿児島県沖永良部島の知名町、震度4を観測したのは、沖永良部島の和泊町、奄美群島の瀬戸内町、与論島の与論町など。
鹿児島県知名町の議会では、議員らが地震の揺れに驚く様子が確認できた。
知名町役場担当者「急にドンときた後、横揺れがしばらく続いて。物が落ちたり本棚の中の物が落ちたりはなかった。(Q:何秒くらい揺れが続いた?)10秒ちかくですかね」
地元の役場や警察などによると、これまでのところ、被害の報告は入っていないという。
気象庁地震津波監視課・青木元課長「揺れが強かった地域では、今後1週間程度は今回の地震と同程度の規模の地震が発生する恐れがある。今後の地震活動に注意してください」
気象庁は26日午後4時前から会見を開いて、この震度5弱の地震以降、体に感じる地震は起きていないものの、今後の地震活動に注意を呼びかけている。
また、九州から沖縄地方にかけては普段から比較的地震活動が活発で、特に震源地の近くでは、2年前に同じ規模の地震が起きるなど地震が多い場所だという。