小池知事 初の都議会で所信表明演説
小池知事が就任してから初となる東京都議会の定例会が始まった。28日午後から、小池知事が所信表明演説を行っている。
所信表明演説で小池知事は、冒頭、豊洲市場の問題に触れた上で都議会に対し「新しい姿を見せて欲しい」と要望した。
小池都知事「豊洲市場の移転に関する一連の流れにおいては、都政は都民の信頼を失ったと言わざるを得ません。『聞いていなかった』『知らなかった』と歴代の当事者たちがテレビカメラに答える姿に、多くの都民は嘆息をもらしたことでしょう」「本日から始まりました都議会の議論に向けられる都民の視線は、これまでのものとは大きく異なります。都議会の皆様と、知事、職員が、なれ合いや根回しでことをまるく収めるのではなく、都民の皆様の前でその決定過程を詳らかにご覧いただく」「知事個人の利益のためではなく、都議会の皆様の利益のためでもなく、都民のため、つまり、都民全体の利益が最大化すると信じることを、お互いに議論をぶつけ合う。それが、新しい都政における都議会の姿だと考えます」
都議会の各会派は、この所信表明を聞いた上で知事に対する姿勢を決めたいとしている。