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鎌倉の新定番!? 新感覚「ゲストハウス」

2016年10月5日 14:16
鎌倉の新定番!? 新感覚「ゲストハウス」

 多くの観光客が訪れ、都内からの日帰り旅行の定番としても知られている鎌倉。しかし、最近は鎌倉で泊まって楽しむ人も増えてきているとか。その理由は、個性際立つ宿泊施設「ゲストハウス」にありました。一体なぜ、鎌倉のゲストハウスに泊まるのか?その魅力をリサーチしました!


■ゲストハウス“新感覚”それぞれ

 まずやってきたのは、鎌倉にオープンして7年目のゲストハウス“鎌倉ゲストハウス”。マネジャーの岩渕さんによると、建物は元料亭だった建物で、宮大工さんが建てたのだとか。男女ごとにわかれた相部屋は、1泊3500円と比較的安く泊まることができます。夜になると、共用スペースの囲炉裏には旅行客が集まり、団らんの場所ともなるそうです。

 次に訪れたのは、鎌倉駅付近にあるゲストハウス“ヴィラサクラ”。狭い間口から細い路地を進んだその先にありました。実は、画家や現代美術家など、アーティストが内装を手がけたゲストハウスなんです。画家による日本画が壁一面に描かれた部屋など、部屋自体がアート作品のようで芸術好きの方や外国人に人気の宿です。基本は素泊まりですが、こちらの宿では500円で朝食が食べられる近所のカフェなどを紹介してくれます。


■鎌倉は“朝”が充実

 そして、今月オープンしたばかりのゲストハウス“大町ジャンクション”。ファミリー層にも泊まってもらおうとキッチン設備などを充実。こうした鎌倉のゲストハウスには、“泊まるからこそ”の楽しみ方があるのだといいます。大町ジャンクションのオーナー・黒澤さんはこう話します。

 「日帰りするような場所じゃなくて、意外と泊まったら楽しいぞっていうのがみなさんに知れ渡ってきたっていうのが大きいんじゃないのでしょうかね。あと鎌倉は結構、朝が楽しいんですよね」

 例えば、ヨガや寺での写経体験など、比較的人が少ない朝に行えるのも楽しみ方の1つです。

 週末の朝、とあるイベントスペースで開催されていたのは、ミュージシャンのライブや、親子で楽しめるワークショップなど。出店も多く並んでいて、観光客や地元の方でにぎわっていました。

 会場で開かれていた青空針きゅう院で施術を受けていたゲストハウスの男性宿泊客は「すごく良いですね。こういう場所があってみんながだんだん集まってくる感じが」と話していました。

 個性派ゲストハウスに泊まり、朝を満喫。新たな鎌倉の楽しみ方のようです。