鳥取県で住宅被害200棟超 被災者支援も
鳥取県中部で震度6弱を観測した地震から1日がたった。被害の状況が明らかになる中、被災地では課題も浮彫になってきている。
震度6弱の地震から一夜があけた鳥取・倉吉市。市内の観光名所「白壁土蔵群」は無残な姿をさらしていた。鳥取県内では地震のあと約3000人が避難所で不安な一夜を明かしている。
避難者「家だと怖いです。ここの方が寝ることができます。ちょっとゆっくり休みました、何時間かは」
被災地では、まだ断水の続いているところがあり、朝から水を求める長い列が。そして市役所には、ブルーシートを求める人が行列をつくっていた。
ブルーシートを受け取りに来た人「屋根の瓦が落ちてしまって、雨が降ると大変だなと思って」
住宅の被害は200棟以上で、配られたブルーシートは屋根の応急処置に使われる。ブルーシートを扱うホームセンターも、被災しながらの営業。多くの人たちが買いに訪れていたが──
ブルーシートを買いに来た人「(Q:ご自身でブルーシートをはる作業を?)いえいえ、あちこち電話してるけど、どこもいっぱいで順番がきません」
そして収穫間近だった梨など、農業被害も明らかになってきた。
梨農家「せっかくつくったものが被害を受けて、自然相手なので仕方ないです」
こうした中、被災者への支援の動きが広がっている。倉吉市の上灘公民館では、ボランティア受け入れに向けた準備が進められていた。住宅の損壊具合について調査も始まっている。
しかしこれまでに体に感じる地震は体に感じる地震は150回以上。まだ同じ震度6弱程度の地震が発生する可能性があり、強い揺れに警戒が必要。