中越地震から12年 旧山古志村で追悼式
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68人が犠牲になった新潟県中越地震から23日で12年がたった。当時、住民全員の避難が余儀なくされた長岡市の旧山古志村では、地震の犠牲者を悼む追悼式が行われた。
最大震度7を観測した中越地震では、68人が死亡し、12万棟を超える家屋が被害を受けた。長岡市の旧山古志村では23日、追悼式典が行われ、地震が発生した午後5時56分、住民が犠牲者に黙とうをささげた。
すべての住民が避難を余儀なくされるなど、大きな被害が出た旧山古志村。式典では、地元の小・中学生が全国から寄せられた支援に対する感謝の思いをつづった歌を披露した。
旧山古志村の人口は1061人で、地震の前に比べ半分以下に減っている。
住民は、復興に向けたこれまでの歩みを振り返りながら、活気ある地域を目指す未来への決意を新たにしていた。