新潟県中越地震から12年 復興への祈り
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68人が犠牲になった新潟県中越地震の発生から23日で12年になる。被災地は犠牲者への鎮魂と復興への祈りに包まれている。
2004年10月23日に最大震度7を観測した中越地震では、68人が死亡し、12万棟を超える家屋が被害を受けた。土砂崩れに母と子の3人が巻き込まれた長岡市妙見町の現場には23日朝、泉田県知事が訪れ、花を手向けた。ここでは、当時2歳の男の子が救出されたものの母親と3歳の姉は犠牲になった。
泉田知事「震災によって助かる命をいかに助けるかということ、次の世代にどう引き継いでいくかということ、これが大きな課題だと思っています」
中越地震が発生した午後5時56分には、被災した各地で黙とうがささげられる。