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不平等状態にあり違憲状態だった~東京高裁

2016年11月2日 20:57

 「1票の格差」が最大で3.08倍だった今年7月の参議院選挙が無効かどうか争われた裁判で、東京高裁は2日、「投票価値が著しい不平等状態にあり、違憲状態だった」とする判決を言い渡した。

 その一方で、隣り合う県を一つの選挙区とする合区など国会が格差是正に向けて取り組んでいることから「憲法違反とまではいえない」として、選挙の無効は認めなかった。

 東京高裁は先月、別の弁護士グループが起こした裁判では、「憲法違反ではない」とする「合憲」判決を言い渡しており判断が分かれた。