憲法改正も視野 “合区”解消へPT設置へ
自民党は7月の参議院選挙から導入された2つの県を1つの選挙区とする「合区」を解消するため、憲法改正も視野に議論するプロジェクトチームの設置を決めた。
「合区」は参議院の1票の格差是正のため導入され、7月の参議院選挙では「徳島と高知」「鳥取と島根」がそれぞれ1つの選挙区として選挙が行われた。
しかし、自民党内には地方の声が国政に届きにくくなるなどと「合区」への不満が強まっており、21日、高村副総裁ら幹部が会談し、「合区」解消のためのプロジェクトチームを党内に設置することを決めた。
また、「合区」解消に向けては、憲法で国会議員を「全国民の代表」と位置づけている規定を見直し、参議院の選挙区選出議員を「都道府県代表」に位置づける憲法改正も視野に議論するとの認識で一致したという。