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蓮舫代表「憲法改正」巡り、安倍首相を追及

2016年10月5日 12:18
蓮舫代表「憲法改正」巡り、安倍首相を追及

 国会は5日から参議院で予算委員会が始まった。民進党は蓮舫代表が質問に立ち、安倍首相に対して憲法改正の中身についてなぜ議論を避けるのか追及した。

 蓮舫代表は、予算委員会は自由なテーマで質疑ができる場だとして答弁を避ける安倍首相の姿勢をただしたが、議論は平行線のままだった。

 民進党・蓮舫代表「(予算委員会は)自由に質疑ができる。何で行政府の長(首相)が、立法府のこのルールを勝手に変えて指示ができるんですか」

 安倍首相「私はこの行政府の長として立っている以上、自民党草案についても、個々具体的な、逐条的な解説ということをするのは適切ではない」

 蓮舫代表「いや逃げないでいただきたいんですが」

 安倍首相「議論する場は憲法審査会で、この議論をぶつける場であろうと」

 安倍首相はあくまで憲法審査会で議論すべきだと主張した。また蓮舫代表は12月の日露首脳会談を受けて、安倍首相が衆議院の解散に踏み切るのではないかとの臆測があることについて、「外交問題を争点にする解散・総選挙には違和感がある」と指摘した。これに対して安倍首相は、「解散は現在全く考えていないが、その時その時に適切に判断したい」と述べた。

 こうした中、新たな動きとして自民党が、今月19日から当選1、2回の衆議院議員を集めて選挙区の状況などについて聞き取りを行うことが明らかになった。

 党幹部の一人は「選挙のあるなしとは関係ない」と話しているが、早期の解散・総選挙をにらんだ若手議員らへのテコ入れとの見方も出ている。