憲法改正推進本部“自民・草案”こだわらず
18日に開かれた自民党の「憲法改正推進本部」で、本部長の保岡元法相は与野党協議の際には自民党の「憲法改正草案」の内容にはこだわらない方針を表明した。
保岡本部長は会合の中で、自民党が2012年に取りまとめた「国防軍」創設などを盛り込んだ憲法改正草案について党の「公式文書」の一つと位置づけた。そのうえで、民進党が求めている撤回には応じない考えを示した。
一方、今後、与野党で憲法改正について協議する際には自民党の草案をたたき台にしない方針も表明した。
自民党は憲法改正草案を事実上の棚上げにすることで、野党が協議に応じやすい環境を作って国会の憲法審査会での議論を前に進めたい考え。