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安倍首相が憲法改正草案の答弁拒否と追及

2016年10月12日 17:35
安倍首相が憲法改正草案の答弁拒否と追及

 12日の衆議院予算委員会で、民進党の山尾志桜里議員は、今国会で安倍首相が自民党の憲法改正草案についての答弁を避けていることをただした。

 山尾議員が「答弁するかしないか自分の判断で決められるのか」と追及すると、安倍首相は「憲法審査会での議論に支障をきたすと判断した」と説明した。

 山尾議員「憲法改正というこの国、そして国民にとって最も大切なテーマの一つ。(憲法改正)するかしないかも含めて、答弁をするかどうかは自分の判断だと、そういうことですか」

 安倍首相「例えば、あなたの個人的感想とか、さまざまなこと聞かれますね。それについては義務としてはないんですよ。でもしかし、それは答える場合もありますし、答えられない場合もあります。憲法審査会においてしっかりと議論が進んでいこうという中において、私は総理大臣としての立場にあって、(自民党)総裁として述べるということは、議論が進んでいくことに支障をきたすという判断をした」

 山尾議員「国権の最高機関であるこの立法府において、総理の気分で答弁したりしなかったりする恣意(しい)を、私は現行憲法は許していないと思います」

 山尾議員は「憲法の議論の障害は、議論から逃げる総理の姿勢と憲法の名に値しない自民党憲法改正草案だ」として、「この2つの障害を取り払って頂きたい」と訴えた。