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民進議員 首相が改憲草案の答弁拒否と追及

2016年10月12日 21:33
民進議員 首相が改憲草案の答弁拒否と追及

 憲法改正の議論が入り口から紛糾している。衆議院予算委員会で民進党の山尾志桜里議員は12日、安倍首相が自民党の憲法改正草案についての答弁を避けていることをただした。

 山尾議員が憲法改正は国民にとって最も大切なテーマの一つだとして、なぜ答弁しないのかただすと安倍首相は「憲法審査会での議論に支障をきたすと判断した」と説明した。

 山尾議員「答弁をするかどうかは、自分の判断だと、そういうことですか」

 安倍首相「私は総理大臣としての立場にあって、(自民党)総裁として述べるということは、(憲法審査会の)議論が進んでいくことに支障をきたすという判断をした」

 山尾議員「国権の最高機関であるこの立法府において、総理の気分で答弁したり、しなかったりする恣意(しい)を、私は現行憲法は許していないと思います」

 憲法改正を巡る議論はかみ合っておらず、民進党は労働者の賃金が下がれば年金の支給額も下がる年金制度改革法案を巡っても激しく追及した。

 民進党・玉木雄一郎議員「国民年金で4万円も減ります。厚生年金で14万円も減ります、というような話をしているのに、自分がよくわからないから厚生労働大臣に聞いてくれというのは、総理ちょっとあまりにも無責任じゃないですか」

 安倍首相「年金というのは、冷静に議論すべきなんです。そこで(議論を)深掘りをしていくのであれば、厚生労働大臣を呼んでくれというのは、これ当たり前ですよ」

 年明け総選挙の臆測も流れる中、与野党の対決姿勢が強まっている。