×

民進が追及 年金制度改革法案を厳しく批判

2016年10月4日 15:27
民進が追及 年金制度改革法案を厳しく批判

 衆議院予算委員会で民進党の井坂信彦議員は4日、賃金が下がれば年金の支給額も下がる年金制度改革法案を厳しく批判した。

 井坂議員は「高齢者が生活できなくなる」とただしたが、安倍首相は年金制度を維持しなければならないなどと反論した。

 井坂議員「これは年金制度が続いても、高齢者の生活が成り立たなくなりますよ」

 安倍首相「確かに、それは年金は上げますよと言えば喜んでいただけるでしょう。保険料を下げますよと言ったら喜んでいただける。でもそれじゃ年金というのは維持できないんですよ」

 井坂議員「(試算を)してみたら何かささいなことのように書いてあったけども、随分(年金が)減るぞと。しかもアベノミクスのこの3、4年を含めたこの10年でも5.2%減るぞと」

 安倍首相「我々はしっかりと経済を上昇させながら、賃金を上昇させていきたいと考えている。まるで5%カットが決まってるかのごとく、議論をするのは私はこれは不真面目な議論だと。そういう議論はもう井坂さんやめましょうよ」

 井坂議員「いったい国民生活に本当にどれだけ影響があるのか。そういったこともお互いしっかり戦わせてじっくり議論するべきだと思いますよ」

 井坂議員は、年金支給額がどうなるかの試算を求めた上で「法案を臨時国会で拙速に採決すべきではない」と主張した。