民進党代表選 3候補が“政権奪還”強調
民進党結党後、初めてとなる代表選挙が2日に告示された。蓮舫代表代行、前原元外相に加え、玉木雄一郎衆議院議員の3人での争いとなる。民進党本部から中継。
2日午後に行われた記者会見では、3候補ともに失った国民の信頼を取り戻し、政権奪還を目指す事を強調した。
蓮舫代表代行「私が目指すのは、新世代の民進党、それとガラスの天井を打ち破る。そのために、そして信頼を取り戻して、ワクワクする政治をつくる」
前原元外相「我々の政権では、皆さん方の期待に応えられなかった。もう一度我々にチャンスをいただきたい。その土下座をする先頭に私は戦犯であるからこそ、ふさわしいのではないか」
玉木議員「もう一度、自民党に代わる。国民に信頼して、選んでいただけるような、そんな政治集団をゼロからつくり直したい」
現段階で蓮舫代表代行が優位に選挙戦を進めていて、前原氏、玉木氏は3日から全国で行われる候補者同士の討論などを通じて蓮舫氏を追い上げたい考え。
ただ、2日の記者会見で今後の民進党の大きな課題となる共産党との選挙協力のあり方についてはそろって慎重な考えを示したほか、憲法改正の議論を巡っては参加する事には一様に積極的な姿勢を示し、3候補に大きな違いはみられなかった。
今後、前原氏、玉木氏がどのようにして蓮舫氏との違いを出し、巻き返しを図るのかが焦点となる。