民進党代表選 前原元外相が立候補正式表明
民進党の前原元外相が26日、党代表選挙への立候補会見を開いた。前原元外相は民主党政権の失敗を知ることの重要性をあえてアピールした。
党内には新たなリーダーを求める声がある。しかし前原元外相は、自らは政権運営の失敗の戦犯であると話し、それがかえって強みなのだと強調した。
前原元外相「国民の落胆、失望を買ってしまったと。私も戦犯の1人であります。それを身にしみてわかっている人間が、もう一度中心となって政権を目指すべきではないかということです」
また前原元外相は新しい代表について、「刷新感だけではだめだ」と蓮舫代表代行をけん制した。
対する蓮舫代表代行は、世代交代を求める声も背景に、党内で着々と支持を広げている。
蓮舫代表代行「(岡田代表は)1年半一緒にいて、本当につまらない男だと思います」
一方で、蓮舫代表代行が23日、岡田代表を「つまらない男」などと評したことについては、発言の軽率さを指摘する声も出ており、今後、代表候補として安定感を示せるかも焦点。
今後、代表選は前原元外相と蓮舫代表代行の対決を軸に進む。前原元外相の失敗も含めた経験をとるのか、蓮舫代表代行の新たな可能性にかけるのか、今後の党の方向性を占う代表選挙になる。