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最も遅い初観測 冬の風物詩「肱川あらし」

2016年11月4日 19:28
最も遅い初観測 冬の風物詩「肱川あらし」

 愛媛・大洲市で霧が川を下る幻想的な冬の風物詩「肱川あらし」が今シーズン初めて観測された。

 4日午前7時、6.6℃と冷え込んだ大洲市長浜町で、「肱川あらし」が今シーズン初めて観測された。肱川あらしは一日の寒暖差が大きく放射冷却が強まった早朝に、上流の大洲盆地で発生した霧が肱川をつたって伊予灘に流れ出す現象。

 肱川あらしと街のシンボル「赤橋」が作り出す幻想的な風景は、長浜町の冬の風物詩となっている。

 早い年では9月下旬に初観測される肱川あらしだが、今年は秋になっても気温が高い日が続くなど気象条件が整わず、大洲市が観測を始めた1998年以降、最も遅い初観測となった。

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