仙台~金沢間 直通新幹線が初運行
宮城県の仙台から石川県の金沢までの区間を乗り換えなしで結ぶ直通新幹線の運行が、初めて行われた。
初の試みとなる仙台-金沢間の直通新幹線。使用される車両は北陸新幹線のE7系で、仙台や福島から北陸へのツアーに申し込んだ約800人が乗り込んだ。
通常、新幹線で東北から北陸に移動するには埼玉県にある大宮駅での乗り換えが必要だが、今回は乗り降りせず、座席を方向転換してそのまま北陸へと向かう。仙台を出てから約4時間後、金沢駅には約580人が降り立った。
この直通新幹線の運行は今回の1泊2日の旅行商品限定だが、東北からのツアー客は北陸との距離をより近く感じたようだった。
北陸新幹線の開業を機に、東北からも北陸を訪れる観光客が増えていて、今回のツアーは1か月半で完売したという。今後の直通新幹線の運行は決まっていないが、JRの担当者はニーズがあれば検討するとしている。