「救助隊が来た時にホイッスルで助かった…」災害から住民守る『防災士』育成のための講習会(宮城・東松島市)
宮城・東松島市では、災害から住民を守るために活動する「防災士」を育成しようという講習会が開かれた。
東松島市の防災体験施設「キボッチャ」で行われた講習会には、宮城県の内外から「防災士」を目指す29人が参加した。
「防災士」は、防災の知識と実践力を身につけた人を認定する民間の資格。
きょうは「キボッチャ」の小暮文夫さんが、震災当時の話を交えながら避難の際に必要なことなどを話した。
小暮文夫さん
「身体が動かないですから、声も出ないですから、救助隊が来てくれた時にホイッスルで助かったと。だから私はこれはすごく大事じゃないかな と思います」
参加した人は、被災地でこそ聞ける話に真剣に耳を傾けていた。
埼玉県から参加した女性
「実際に体験された方に話を聞くことで、よりすごく身近に感じたというか、本当に防災に対してしっかり考えていかなきゃいけないと、より強く思いました」
参加者は、講習のあとの試験に合格すると、資格が得られるという。