豊洲“反論”に小池知事「主張は報告書に」
豊洲市場の「盛り土」問題で、調査報告で「責任がある」と名指しされた当時の幹部から反論が出ていることについて、小池知事は11日、会見で「主張は報告書に盛り込んでいる」と述べた。
都の調査報告に反論しているのは当時の技術部門の責任者だった宮良真氏で、「盛り土をしないという意思決定には関わっておらず過重な責任を負わされている」などと主張している。
この反論について小池知事は「宮良氏の主張は報告書に盛り込んでいる、現在進めている監察手続きの中で確認していく」と述べるにとどめた。
また石原元知事への聴取については、元知事側から要望があれば行う考えを示した。
小池知事「(石原元知事が)もう一度聞いて欲しいというお話があれば、いつでも私はお願いしたいと思っている。また(石原元知事には)その責任を果たしていただきたい。『責任はない』というお考えだと思いますけど」
一方、都は市場関係者への補償を検討する委員会を今月15日から開催することを明らかにしている。