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全島避難から30年 三原山噴火に備え訓練

2016年11月21日 11:54
全島避難から30年 三原山噴火に備え訓練

 三原山の噴火による全島避難から30年が経過した21日、伊豆大島では次の噴火に備えて訓練が行われた。

 訓練は、三原山が噴火して避難指示が出たとの想定で行われ、小中学生らが船で速やかに島の外に避難する手順などが確認された。30年前の噴火では、溶岩流が居住地域に迫る中、約1万人の住民が一晩で島から避難してケガ人はいなかった。

 島では人口減少や高齢化で避難に使うバスも半減するなど課題を抱えていて、大島町は新たな避難マニュアルの作成を急ぐことにしている。