福島などで震度5弱の地震 各地の被害情報
【福島などで震度5弱の地震】
<被害情報>
消防庁によると、この地震の影響でこれまでに福島県で2人、千葉県で1人、宮城県で2人の計5人がケガをしているという。福島県いわき市では津波警報の発令を受けて市民が避難したため、渋滞が発生した。高台には海を不安そうに見つめる住民が集まっていた。
<原子力発電所の情報>
原子力規制庁によると、現在、運転を停止している東京電力の福島第二原発3号機では使用済み燃料プールの冷却ポンプが一時停止したが、午前7時47分に冷却は再開された。使用済み燃料プールには2544本の燃料が入っていてポンプが停止している間に水温が1℃近く上昇したということだが、安全上問題はなく、核燃料にも異常は見られないという。また福島第一原発については、異常は確認されていない。このほか各地の原子力施設でも設備などの被害はなく、異常は確認されていないという。