トレンド先取り!この冬注目の「お鍋」
「お鍋」が恋しい季節になってきました。この冬はどんな鍋がトレンドなのでしょうか?2大グルメサイトに聞きました。取材したのは宮本真智ちゃんです。
■ケールを使った「草鍋」
まずは、約900万件のメニュー情報を誇る「ぐるなび」。検索ワードなどから、野菜をたっぷり使ったヘルシーな「草鍋」というトレンドを予測しています。
その草鍋のひとつが「ケール」を使った鍋。東京・渋谷にある「なみの上」へ向かいました。そこで見たのは、青々とした大きな葉っぱに、緑色の肉団子が入って、野菜がたっぷり入った鍋。ケールは栄養価が高いことで注目されていて、青汁にも使われています。気になるのは「苦み」ですが―
真智ちゃん「うん!まったく苦くないです。ホウレンソウとかそういう葉物を食べている感覚と変わらないです。おいしいですね」
なぜ苦くないのでしょうか。その秘密は水耕栽培にありました。工場でストレスなく育てることで、苦みを抑えたケールを作ることができるといいます。また、葉も柔らかくなり、鍋に最適なんだそう。苦みを抑えることでできたのが、鶏肉とケールの肉団子です。栄養価も高く、新しい風味を楽しむことができる草鍋です。
■サバにこだわった「シンプルリッチ鍋」
続いてはリクルートの「ホットペッパーグルメ」。予測するのは「シンプルリッチ」。品質の高いひとつの食材にこだわった鍋が増えているそうです。
向かったのは、島根の郷土料理が味わえるお店「主水 日本橋店(東京・中央区)」。こちらのシンプルリッチな食材とは「サバ」。日本海で捕れた脂がのったサバだけを島根から毎日取り寄せています。そのサバを使った鍋が「さばしゃぶ」。さらに、こだわっているのはダシ。出てきたのは真っ黒なダシですが、その秘密は島根産の甘露醤油です。
島根では、一般家庭でも刺身を食べるときによく使われているという甘露醤油。甘さが特徴的なそのダシに、サバをくぐらせていただきます。そのお味は―
真智ちゃん「うん、おいしい。このダシ 優しい甘さなんです。サバが口の中で柔らかくとろける感じがして、このしょう油と絶妙です」
お店によると、あまり火を通すと脂が落ちるので、2、3秒で脂が浮いてきた頃が食べ頃だそう。シメは、しょう油の風味を生かしたうどん。これがまたうまいんだそうですよ。