反原発市民グループ「もんじゅ」廃炉訴え
廃炉の方向で検討が進む高速増殖炉「もんじゅ」について、反原発市民グループの全国集会が地元・福井県敦賀市で開かれ、直ちに廃炉を決断するよう訴えた。
集会はもんじゅのナトリウム漏れ事故から8日で丸21年となるのを前に開かれたもので、全国各地の反原発市民グループのメンバーら約600人が集まった。
もんじゅについては政府が廃炉の方向で検討しているが、核燃料サイクル政策は継続し、もんじゅの次のステップとなる高速炉開発の工程表を再来年をメドにまとめる方針で、集会ではもんじゅを直ちに廃炉にすることや核燃料サイクル政策を断念することなどを訴えた。
また菅直人元首相も敦賀市内で講演し「もんじゅをはじめ全ての原発をなくして太陽光など自然エネルギーに転換すべき」と強調した。