小池知事「横浜アリーナ」断念 来週発表へ
2020年東京オリンピック・パラリンピックのバレーボール会場の見直しで、東京都の小池知事が『横浜アリーナ』への変更を断念し、来週にも表明する意向であることが分かった。
バレーボール会場をめぐっては、先月末のIOCなどとの協議で小池知事が、『有明アリーナ』から『横浜アリーナ』への変更が可能かさらに検討したいと結論を保留し、「クリスマス前までに結論を出す」としていた。しかし7日、横浜市の林市長が「難しい」と表明するなど一層厳しくなったことを受け、『横浜アリーナ』断念の意向を固めたもの。小池知事は16日の定例会見で発表する見込み。
これで知事が提起した3つの競技会場の変更はすべて断念することになるが、小池知事は全体で約400億円のコスト削減につながったと意義を強調したい考え。
一方、見直しの議論のために工事を中断していたボート・カヌー会場の『海の森水上競技場』は、8日朝から建設を再開し、潮位の変動や波の浸入を防ぐ堤防の杭(くい)打ち工事を始めた。