大学入試 新テスト案、記述式問題2種類
大学入試センター試験にかわる新しいテストで導入される記述式問題について、短文と長文の2種類の形式で出題される案がまとまった。
国立大学協会は8日、大学入試センター試験にかわって2020年度から導入予定の新テストについて、出題形式などの案をまとめた。
これまでのセンター試験はすべてマークシート方式の出題だったが、新テストでは思考力や表現力をはかるために記述式問題が導入され、基礎的な能力を問う「80文字程度」の短文形式と、より難易度が高く深い思考力や判断力を問う長文形式の2種類が出題されることになった。
短文形式は、国立大受験者全員に解答させるが、長文形式については2次試験で独自に論説問題を課している大学もあるため、各大学に活用するかどうか判断が任せられる。
文部科学省は、こうした案を踏まえて検討を進める方針。