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常磐線 福島~宮城間5年9か月ぶりに再開

2016年12月10日 11:53
常磐線 福島~宮城間5年9か月ぶりに再開

 東日本大震災の津波で被災し、不通となっていたJR常磐線の宮城県と福島県の間の区間が10日、5年9か月ぶりに運転再開された。

 宮城県山元町の山下駅では、大勢の住民らが見送る中、10日午前5時42分に一番列車が出発した。運転が再開されたのは、宮城県亘理町の浜吉田駅から福島県相馬市の相馬駅までの23.2キロで、このうち4割ほどの区間は、津波の被害を受けた地域から約1キロ内陸側に移設された。

 常磐線は、現在も福島県内の一部区間で不通となっていて、JRでは2019年度末までの全線運転再開を目指している。