JR高崎線 運転再開の見通し立たず
運行システムのトラブルが原因で始発から運転を見合わせているJR高崎線は、8時間半がたった4日午後1時半現在も運転見合わせが続いている。
JR東日本によると、埼玉県の北上尾駅構内にある通信ケーブルの損傷が原因で、JR高崎線の高崎~東京間全線と、東海道線へ直通運転している湘南新宿ラインの一部が始発から運転を見合わせている。運転見合わせの影響で、沿線の駅では、通勤通学の時間帯に電車に乗れない乗客で混雑し、バスやタクシーの乗り場には行列ができた。
警察によると、トラブルの原因となった埼玉県の北上尾駅構内にある通信ケーブルの損傷は、切断の状況からネズミなどの動物がかじった可能性があるという。このケーブルが午前10時半前に復旧したため、JR東日本はシステムを動かそうとしたが、埼玉県内にある高崎線の鴻巣駅と吹上駅の2か所で新たな不具合が発生したため、現在も運転見合わせが続いている。
JR東日本によると、運転再開の見込みは立っていないという。