認定受けず胎児の遺伝子検査 医師3人処分
認定を受けた病院だけが実施している妊娠中の胎児の異常を調べる遺伝子検査を、認定を受けずに行っていたとして、日本産科婦人科学会は医師3人を懲戒処分などとした。
妊娠中の胎児に異常があるか血液でわかる出生前遺伝子検査は、異常が判明した場合、安易に命の選択につながる恐れが指摘されている。そのため、国内では臨床研究として行われていて、日本医学会が認定する施設以外で実施することは禁止されている。
日本産科婦人科学会は10日、認定を受けずに検査を実施していたとして、東京と大阪の3人の医師を処分したと発表した。3人の医師のうち2人は厳重注意、1人はけん責処分だという。