東京税関が違法薬物などの密輸の取り締まりを強化する「年末特別警戒」を始めた。

　１２月は海外からの輸入貨物や旅行客の増加に伴い、覚醒剤や偽ブランド品などの密輸入の増加が懸念されている。このため、東京税関は１３日、年末特別警戒の出陣式を行い、麻薬探知犬による貨物検査をしたり大型エックス線検査機に貨物を通したりして不審物が紛れていないかなどを調べた。

　今年は１００キロを超える覚醒剤の密輸などが数件あり、不正薬物の密輸量も去年より増えていることから、東京税関は水際の取り締まりを強化したいとしている。