オスプレイ不時着 機体の回収作業続く
13日に沖縄県でアメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」が海岸に不時着して大破した現場では、機体の残がいを回収する作業が続いている。
現場の名護市安部の海岸では、15日もアメリカ軍と警察が現場周辺への立ち入り規制を続け、大破した機体の近くでは、アメリカ軍の兵士らが小型ボートで残がいを回収している。
一方、防衛省の若宮副大臣は15日午前、沖縄県庁を訪れ、今回の事故に遺憾の意を伝えたが、対応した安慶田副知事は「県民の不安と怒りは頂点だ」と強く抗議した。
また、上京した沖縄県の翁長知事も15日午後には、稲田防衛相や杉田官房副長官らを訪ね、抗議する予定。
一方、防衛省は、普天間基地の移設先とされる辺野古のキャンプ・シュワブで、陸上部分の工事を15日午後から再開すると発表した。国と沖縄県の裁判で、3月に和解が成立して以降、中断していたもので、オスプレイの事故直後の工事再開に県民の反発は高まりそうだ。