福岡県北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が来年１２月末で閉園する方針を発表した。

　スペースワールドは１９９０年、当時の新日鉄八幡製鉄所の工場跡地にオープン。宇宙をテーマにし、大型のアトラクションなどで人気を集めた。

　ピークの１９９７年度には年間２１６万人が訪れたが、全国に次々と登場した遊園地との競争が激しくなり、２００５年に３５１億円の負債を抱えて経営破たんした。その後、経営を引き継いだ札幌市の加森観光が現在まで運営している。

　スペースワールドは今年１１月、魚５０００匹を氷漬けにしたアイスリンクをつくったが、インターネット上で批判が相次ぎ、すぐに営業を休止している。

　スペースワールドは１６日午後、来年１２月の閉園を発表していて、「営業終了までの間、お客さまの笑顔のため、スタッフ一同、励んでまいります」とコメントしている。