沖縄・辺野古 国が9か月ぶりに工事を再開
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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古で、国は27日午後、9か月ぶりに、海の埋め立て工事に向けた作業を再開した。
防衛省沖縄防衛局は27日午後2時、辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブ内で、工事用の資材を置く作業ヤードの整備に着手し、埋め立て工事に向けた作業を再開したと発表した。沖合では海上保安庁のボートなどが警戒に当たっているが、海上作業についてはまだ確認されていない。
一方、シュワブのゲート前では市民ら約200人が座り込み、作業再開に抗議している。
辺野古への移設を巡っては、今月20日、最高裁で沖縄県の敗訴が確定。これをうけて、翁長知事が26日、埋め立て承認の取り消し処分を取り下げ、前知事による承認の効力が復活したため、国は3月の県との和解成立後、中断していた埋め立て工事に向けた作業を再開したもの。