無病息災願うお正月の伝統行事「アマハゲ」
山形県遊佐町で3日夜、お正月の伝統行事「アマハゲ」が行われ、鬼の面をかぶったアマハゲが各家庭を回り、子どもたちを驚かせた。
山形県遊佐町に伝わる「アマハゲ」は、子どもたちの怠け心を戒め、無病息災を願うお正月の伝統行事。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、3日の夜は、30代を中心とした若者8人が鬼の面やミノを身に着けてアマハゲにふんし、地元の集落を練り歩いた。そして、奇声を発しながら、家々に入り込み、子どもたちを次々に抱き上げた。
この夜、神の使いともされるアマハゲが訪れたのは約40世帯。伝統行事「アマハゲ」は、遊佐町吹浦地区の3つの集落で受け継がれており、毎年元日から1月6日にかけて行われる。