東京都の小池知事を支持する政治団体が、今年夏の都議会議員選挙に向け、２３日、現職の都議ら４人を一次公認した。

　一次公認されたのは、去年７月の都知事選から小池知事を支援し、「都民ファーストの会　東京都議団」を結成した都議３人と、同じく小池知事を支援して自民党を除名された７人の区議のうち１人の計４人。

　小池知事を支持する政治団体「都民ファーストの会」は、今後、地域政党として活動するということで、都議選では他会派との協力も含め、過半数獲得を目標としている。

　小池知事「都民ファーストの会が都議会にまず、１つの本拠地ができるということは大変頼もしく感じているところです」

　これに対し自民党東京都連の下村会長は次のように述べている。

　下村会長「別に我々、自民党東京都連がコメントするほどのこともないと思います」

　また下村氏は「都議会自民党がバラバラにならないよう、執行部にしっかり対応してもらいたい」と述べ、党内の引き締めをはかる考えを示した。

　一方、別の都連幹部は、「自民党と政策の違いが全くないのに有権者にわかりにくい」などと小池氏側の動きを批判した。