小池都知事「東京大改革の新たなステップ」
夏の東京都議会議員選挙の前哨戦とも位置づけられている東京の千代田区長選挙は、小池都知事が支援した無所属で現職の石川雅己さんの5回目の当選が確実となった。
石川雅己氏「今回のこのような勝利も、小池都知事の大変なご支援のたまものだと思っています。大変ありがとうございます」
小池都知事「まさしく区民ファーストの政治を貫いてきたからこそ、今回の結果につながった。ぜひとも私も都民ファーストの目線で、これからもしっかりと都政をあずかって参りたい。そしてこの千代田区が東京大改革の新たなステップになった。新たな一歩になった、このことを改めて感じ入り、そして皆様と共にこの勝利を祝いたいと思います。これからもますます石川雅己氏に頑張っていただいて、区民ファーストの区政を貫いていただきたいとこのように思っております」
千代田区選挙管理委員会からの正式な発表はないが、事前の情勢取材などから石川さんが優勢。石川さんは75歳。東京都庁で港湾局や当時の福祉局で局長を務めた後、59歳で千代田区長選に自民党の推薦を受けて立候補して初当選した。
その後は自民党と対立する形となったが、全国初の罰則付きの路上喫煙禁止条例を制定するなど、これまで4期、区長を務めてきた。
今回の選挙で石川さんは、自民党に対決姿勢を示す東京都の小池知事からの全面的な支援を受けた。自民党都連の推薦を受けた与謝野信さんと事実上の一騎打ちとなったため、自民党と小池知事の『代理戦争』とも言われた。
石川さんは、小池知事の支援と現職の強みを生かして選挙戦を有利に進め、5回目の当選を確実にした。
今回の千代田区長選は、今年7月の東京都議会議員選挙の前哨戦とも位置づけられており、今後の都政にも大きな影響を与える可能性がある。