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勝浦市ふるさと納税返礼品 転売相次ぎ批判

2017年2月10日 21:45
勝浦市ふるさと納税返礼品 転売相次ぎ批判

 千葉県勝浦市のふるさと納税の返礼品に用意された市内で使える商品券「かつうら七福感謝券」がネットオークションで相次いで転売されていることがわかり、高市総務相が強く批判した。

 高市総務相「千葉・勝浦市の例ですが価格表示がなされている商品券ですから、ふるさと納税制度の趣旨にはそぐわない物であります。さらにそれがインターネット上で転売されているというのは大変な問題があると思っております」

 この問題は千葉県勝浦市がふるさと納税で配布している市内で使える商品券が相次いでネットオークションで転売されていることがわかったもの。総務省は去年、換金性の高い商品券などを返礼品にしないよう自治体に要請していて、高市総務相は勝浦市に改善を強く促す考えを示した。

 勝浦市によると、転売については発見次第、ネットオークション運営会社に削除を要請し、出品者に連絡をとるなどの対策をしているという。また、商品券の配布を始めた去年4月以降、市に約18億円のふるさと納税が集まったが、8割ほどの人が商品券を選んだという。勝浦市は今後配布の中止も含めて対応を検討するとしている。