東京五輪向け 羽田でサリン想定のテロ訓練
3年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて警視庁は22日、羽田空港でサリンがまかれたとの想定で訓練を行った。
訓練では羽田空港の出発ロビーで、不審者がペットボトルに入ったサリンをまいて逃走。空港利用者が顔を押さえ倒れ込む中、現場に駆けつけた警察官が立ち入り禁止区域を設定し、避難誘導をする。その後、生物化学兵器などに対応する警視庁のNBCテロ対応部隊と東京国際空港テロ対処部隊がケガ人の救助やサリンの除染などを行った。
2020年の東京大会に向けて、羽田空港は空の玄関となることから、警視庁は万全の警備態勢を維持したいとしている。