森友学園の幼稚園の職員が系列の保育園でも重複して記載されていることがわかり、大阪市は補助金の不正受給の可能性もあるとみて調査している。

　森友学園が運営する塚本幼稚園は、専任の職員を置くことなどを条件に、大阪府から補助金を、２０１５年度までの５年間で約７０００万円受給している。大阪市によると、系列の保育園である高等森友学園の保育士名簿を確認したところ、保育士として記載されていた６人が、幼稚園の専任職員の名簿にも重複して記載されていたという。大阪市は、森友学園側が補助金を不正に受給していた可能性もあるとみて、引き続き調査している。

　一方、大阪市は、保育園の保育士が２人退職し、市の規定を下回ったため、５日から１か月間、１日最大６人の保育士を派遣すると発表した。