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【防災】バッグで体験、ローリングストック

2017年4月20日 20:33
【防災】バッグで体験、ローリングストック

 ネットで話題の言葉を取り上げ、話題のウラ側を探っていくコーナー「ホットワード」。今回は「ローリング&ストック・バッグ」です。

 青色の「ストックバッグ」と水色の「ローリングバッグ」。いずれもデニム生地でできていて、オシャレで可愛らしいバッグですが、これがネットで話題となっているんです。

 青色のストックバッグには給水袋や軍手、スマホ用のモバイルバッテリー、レインコートなどが入っています。水色のローリングバッグには、乾電池や備蓄用のご飯、栄養補助食品、女性用の化粧品などが入っています。

 これは、日本気象協会「トクする!防災プロジェクト」の一環として作られた防災グッズのバッグなんです。そしてこのバッグは通常の防災グッズとは違い、防災に大事な「ローリングストック法」を手軽に体験できるという特徴があるんです。

 このバッグは、通常の販売方法ではなく、一般の人たちから広く資金を集めるクラウドファンディングのホームページから購入することができます。

 バッグのみの3700円のタイプから、防災グッズも全て含まれた1万7900円のタイプまで、3つのタイプがあり、1万7900円のタイプを選ぶと、3か月後に備蓄用のお米、栄養補助食品、乾電池など、食料や消耗品に関して初回と同じ内容のものが届きます。

 ローリングストック法とは、使った分だけを新しく買い足すことで、常に一定量を家に備蓄していく方法です。災害時に備蓄していた保存食の賞味期限が切れていたり、電池が切れたりしては、いざという時に役に立ちませんよね。

 ローリングストック法のポイントは、防災に必要なものを日常生活で消費しながら備蓄することなんです。消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時に効果を発揮します。

 このローリングストック法を意識してもらうために今回のバッグでは3か月後に1回だけですが、食料や消耗品など初回と同じ者が送られてきます。

 なぜ、日本気象協会が、このバッグを作ったのでしょうか。バッグの開発に携わった日本気象協会の齋藤さんと宮内さんにお話を聞きました。

 「普段からできる防災」として、ローリングストック法の敷居をいかに下げるかということを意識してこの仕組みを考えたそうです。ローリングストック法は、普段使っているものを工夫するだけで上手に備蓄をすることができます。

 まずは「防災意識の高めるキッカケとして、このローリング・ストックバッグを活用してほしい」と語っていました。(解説:デジタル編集チーム・小林整司編集長)

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